□ 建築関係において
最近、建築関係の方とタウンミーティングで話し込む時間がありました。
その中で、「建具屋さん」「左官屋さん」という職種は今後なくなっていくだろう。という話になりました。
建築においても技術革新は凄い勢いで押し寄せています。
断熱材だけでも、
・発泡ポリウレタン
・グラスウール
などなど、新技術によって様々な断熱材が発売されていっています。
壁は人工大理石や石膏ボードに変わる、ロックウールや珪藻土壁材などなど、高気密で防音、防火性能の高い新素材が次々と。
屋根も瓦やスレート屋根に変わって、ガルバリウム鋼板に。
外壁もモルタル、リシンに変わって、サイディングやALCと。
こういった技術革新の裏では今までの建材屋さんや建具屋さん、左官屋さんといった職種への厳しい現状があるようです。
お風呂だったらタイル貼りで左官屋さんの出番だったのですが、今やはめ込み型のユニットバスばかり。
ユニットバスなら、高気密、湿気対策、カビ対策が容易です。
タイル貼りだと、隙間にカビが生えたり、冬は寒いなどありました。
どんどん高気密な住宅になっていくことで、柱の呼吸が妨げられるからあんまり高気密もよくないのでは?と訊けば、なんと半永久的に使える樹脂製の柱まであるとのこと。
土台と柱を炭素繊維シートで接続すれば、強度も耐震性も抜群だそうな。
こういった技術革新についていけない工務店等は今後はますます厳しくなる、と仰られました。
しかも、新素材の組立はまさにプラモデル住宅に相応しく、工期短縮による工賃カット、なによりも職人の技といえる技術は不要で、ぶっちゃければアルバイトでも組立できてしまうのが今の日本の住宅の現実だそうです。
何代にも渡って受け継いで住む、という伝統・文化を技術革新が過去へと流し込み、新興住宅街を観ればどこも同じプラモデルハウスばかり。と、切実に仰られました。
□ IT政策も・・・
IT政策においても、最適効率化によって雇用を無くしてしまうことに繋がると気づきました。
利権や既得権益といった構造の裏にも、その利権や既得権益で雇用を確保している分野の場合、公共性を考えれば、それも公益ではなかろうか?と建築関係の方との会話の中で考えたのです。
例えば、全公共の通話システムをインターネット回線を使用したものに統一すればどうでしょうか。
少なくともNTTは困るでしょう。そしてそこには雇用の喪失が生まれるでしょう。
このバランスを考えなければ、いくら最適効率化を果たしたと言っても公益を損なう可能性もあるのだ、と。
あからさまに既得権益や利権である、と断定するのも難しいものである、と実感したと共に、現場の皆さんとのタウンミーティング回数をもっともっと増やしていかねば、と感じました。
□ エルピーダメモリ
半導体のDRAMで世界3位のエルピーダメモリはきのう、会社更生法を申請し経営破綻しました。エルピーダメモリの負債総額は4,480億円にのぼり、国内の製造業としては過去最大の破綻となります。DRAMの価格競争に加え、円高やタイの洪水被害で資金繰りが悪化しました。経済産業省は投入していた公的資金に損失が生じ、最大で280億円が焦げ付く恐れがあるとしています。
ソース:http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/mplus/news/post_16292
自作パソコンを組み上げる人間にとって、メモリにカネを使うことはあってはならない。
こういった格言的な言葉がありました。
カカクコムのメモリを観ていても、今やメモリは収益のあがる事業ではないといえるほどのデフレ化が進んでいます。
液晶テレビでも32インチが2万円で買えますし、55インチも10万円をついに切りました。
こういった世界的な価格破壊の中で、OEM製品を含めて高信頼・耐久性抜群!とうたったセールスはマーケティングからは外れていったのですね。
私も年明けに4GB×3枚セットの合計12GBのメモリを4000円で買いました。
2008年にi7で組み上げた時は、1GB×3枚セットの合計3GBのメモリが9980円だったので、凄まじい速度でデフレ化していっています。
最先端過ぎる技術は、最早人の身には扱えないレベルに到達しつつあると感じます。
i7導入後、フルパワーでパソコンをブン回す時といえば、ミサイルの弾道計算とかそういうレベルだけになったからです。
同じ技術で、同じレベルの製品であれば、価格で差を出すしかなく、そうなってくると人件費の高い日本では話しにならんわけで。
ただ、エルピーダメモリの場合は既に税金をウン百億円注ぎこんでおります。
しかもその回収は極めて困難である。
公的資金を投入するのは、雇用確保のため・・雇用確保のため・・と、建築関係の方とのタウンミーティングで思ったものの、いささか不公平感は拭いきれませんね。
最近、建築関係の方とタウンミーティングで話し込む時間がありました。
その中で、「建具屋さん」「左官屋さん」という職種は今後なくなっていくだろう。という話になりました。
建築においても技術革新は凄い勢いで押し寄せています。
断熱材だけでも、
・発泡ポリウレタン
・グラスウール
などなど、新技術によって様々な断熱材が発売されていっています。
壁は人工大理石や石膏ボードに変わる、ロックウールや珪藻土壁材などなど、高気密で防音、防火性能の高い新素材が次々と。
屋根も瓦やスレート屋根に変わって、ガルバリウム鋼板に。
外壁もモルタル、リシンに変わって、サイディングやALCと。
こういった技術革新の裏では今までの建材屋さんや建具屋さん、左官屋さんといった職種への厳しい現状があるようです。
お風呂だったらタイル貼りで左官屋さんの出番だったのですが、今やはめ込み型のユニットバスばかり。
ユニットバスなら、高気密、湿気対策、カビ対策が容易です。
タイル貼りだと、隙間にカビが生えたり、冬は寒いなどありました。
どんどん高気密な住宅になっていくことで、柱の呼吸が妨げられるからあんまり高気密もよくないのでは?と訊けば、なんと半永久的に使える樹脂製の柱まであるとのこと。
土台と柱を炭素繊維シートで接続すれば、強度も耐震性も抜群だそうな。
こういった技術革新についていけない工務店等は今後はますます厳しくなる、と仰られました。
しかも、新素材の組立はまさにプラモデル住宅に相応しく、工期短縮による工賃カット、なによりも職人の技といえる技術は不要で、ぶっちゃければアルバイトでも組立できてしまうのが今の日本の住宅の現実だそうです。
何代にも渡って受け継いで住む、という伝統・文化を技術革新が過去へと流し込み、新興住宅街を観ればどこも同じプラモデルハウスばかり。と、切実に仰られました。
□ IT政策も・・・
IT政策においても、最適効率化によって雇用を無くしてしまうことに繋がると気づきました。
利権や既得権益といった構造の裏にも、その利権や既得権益で雇用を確保している分野の場合、公共性を考えれば、それも公益ではなかろうか?と建築関係の方との会話の中で考えたのです。
例えば、全公共の通話システムをインターネット回線を使用したものに統一すればどうでしょうか。
少なくともNTTは困るでしょう。そしてそこには雇用の喪失が生まれるでしょう。
このバランスを考えなければ、いくら最適効率化を果たしたと言っても公益を損なう可能性もあるのだ、と。
あからさまに既得権益や利権である、と断定するのも難しいものである、と実感したと共に、現場の皆さんとのタウンミーティング回数をもっともっと増やしていかねば、と感じました。
□ エルピーダメモリ
半導体のDRAMで世界3位のエルピーダメモリはきのう、会社更生法を申請し経営破綻しました。エルピーダメモリの負債総額は4,480億円にのぼり、国内の製造業としては過去最大の破綻となります。DRAMの価格競争に加え、円高やタイの洪水被害で資金繰りが悪化しました。経済産業省は投入していた公的資金に損失が生じ、最大で280億円が焦げ付く恐れがあるとしています。
ソース:http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/mplus/news/post_16292
自作パソコンを組み上げる人間にとって、メモリにカネを使うことはあってはならない。
こういった格言的な言葉がありました。
カカクコムのメモリを観ていても、今やメモリは収益のあがる事業ではないといえるほどのデフレ化が進んでいます。
液晶テレビでも32インチが2万円で買えますし、55インチも10万円をついに切りました。
こういった世界的な価格破壊の中で、OEM製品を含めて高信頼・耐久性抜群!とうたったセールスはマーケティングからは外れていったのですね。
私も年明けに4GB×3枚セットの合計12GBのメモリを4000円で買いました。
2008年にi7で組み上げた時は、1GB×3枚セットの合計3GBのメモリが9980円だったので、凄まじい速度でデフレ化していっています。
最先端過ぎる技術は、最早人の身には扱えないレベルに到達しつつあると感じます。
i7導入後、フルパワーでパソコンをブン回す時といえば、ミサイルの弾道計算とかそういうレベルだけになったからです。
同じ技術で、同じレベルの製品であれば、価格で差を出すしかなく、そうなってくると人件費の高い日本では話しにならんわけで。
ただ、エルピーダメモリの場合は既に税金をウン百億円注ぎこんでおります。
しかもその回収は極めて困難である。
公的資金を投入するのは、雇用確保のため・・雇用確保のため・・と、建築関係の方とのタウンミーティングで思ったものの、いささか不公平感は拭いきれませんね。
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川口やすひろ
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男性
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事務所電話:05058489605
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