❏ 買い物バスプロジェクトより
現在東大阪市内で進めている、買い物バス・コミュニティバスプロジェクト「ニコニコおでかけクラブ」のメンバーから、寝屋川市で進められているバス政策について紹介を受けました。
寝屋川市では
寝屋川市は、市民サービス向上のため、市役所、こどもセンター、消費生活センター、総合センターの各施設間を結ぶ交通手段として、シャトルバスを運行しておりますのでご利用ください。なお、料金は無料です。
市役所から総合センターまでの所要時間:約10分
と既にシャトルバスの運行をしていることは知っていました。
今度は新たに「買い物等外出促進事業実施主体の選定に関する説明会」が開催されたそうで、
・市で車両を購入する(ハイエースかキャラバン)
・市で燃料費、点検費、車検諸費などを負担する
・市で任意保険料金も割合負担する
・週3~5回運行する
・利用者は「原則高齢者」とする
・利用者1人につき、介助を1人つける
・運転手に対価の支払いは認めない
・事業による会費値上げを認めない
・利用料は無料とする
・店舗からの協力金や寄付金は受け付けない
・目的外使用は不可
・駐車場は自前で用意
・事前予約型
という中身でした。
現在我々が目指している、行政と市民との協働によるまちづくりの中の、外出支援の理想型だと思います。
❏ 引っかかったところ
利用者を原則高齢者に限っているところが気になりました。
小さな子どもや赤ちゃんを連れている若者や、身体にハンデを持っている若い障がい者の方などは利用できないということになります。
現在我々が進めているプロジェクトにおいて、私が最も重視した、「若者世代でも買い物難民は存在している」件について、寝屋川市の場合は高齢者に限定してしまっているのは少し違和感を覚えました。
あれだけ市民活動センターが活性化している寝屋川市で、なぜ、どうして若者は利用できないのか?
このあたりは、地域支援担当の方に確認しておきたいところです。
❏ 理想型
とはいえ、行政市民協働の理想型であると思います。
総予算は442万9千円。
コミュニティバスをやる上で、最もネックなのが車両代や維持費です。
これを全部行政が負担し、市民負担は
・運転手ボランティア
・介助ボランティア(買い物メイト)
・駐車場確保
・運行週3~5回をクリア
あたりでしょうか。
東大阪市ではすべて議会によって廃案を喰らいました。
現在は企業協力を求めて、市民が資金募集や協賛募集をしています。
円安の関連から、協賛してもらえる企業は半数に絞りこまれ、しかもなかなか渋い状態が続いています。
市民負担が大きく、行政負担は少ない、といった従来の東大阪市STYLEになってしまっています。
本当の行政と市民の協働のまちづくりというのは、行政も負担し、市民も同じくらい負担して、その結果から、住みやすいまち、住み続けたいまちを共に創っていくことだと思います。
寝屋川市の取り組み事例は今後共注意深く研究していきたいと思います。
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川口やすひろ
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