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 □ 10年前からの指摘     

大阪市のホームページに7月、無差別殺人を予告する書き込みをしたとして偽計業務妨害罪でアニメ演出家の北村真咲(まさき)被告(42)が起訴された事件で、書き込みに使われたパソコン(PC)が新種のウイルスに感染し、別人がなりすまして遠隔操作できる状態だったことが7日、大阪府警への取材で分かった。北村さんは事件と無関係の可能性があり、大阪地検は勾留取り消しを請求、9月21日に釈放した。


ソース:http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20121009_564860.html

拍手[2回]


+ + + + + + + + + +
無料ソフトをダウンロード
 ↓
インストールと同時にウイルス感染
 ↓
無差別殺人の書き込みを遠隔操作で行われる
 ↓

北村さんは「警察、検察の取り調べでも伝えたが、全く聞く耳を持ってくれなかった」とも訴えているという。

 関係者によると、北村さんは7月中旬、ノートパソコンに買い替え、無料ソフトを数本ダウンロード。問題のメールは同29日に送られた。8月26日の逮捕まで10回前後、府警に任意で事情聴取され、「第三者がメールしたに違いない」「脅迫文の書き込み自体知らない」などと無実を訴えたが、逮捕。府警や大阪地検に「IPアドレスという確証がある」と聞き入れられず、「認めたら罪が軽くなる」と持ちかけられたという。


ソース:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121009-OYT1T00878.htm

 ↓
実はマチガイでした
 ↓
釈放


という報道を見て、Y2Kウイルスを思い出しました。


当時はポリモフィズム型ウイルスが主流で、ちょっと後に出現したメタモフィズム型ウイルスの過渡期でして、主眼は「如何にしてウイルス対策ソフトをスリ抜けるか?」という時代でした。


当時のウイルス対策ソフトはシマンテックのノートンシリーズが優秀でして、結構な速度でワクチンを出しており、イタチごっこが続いてました。
そこで、Y2K時代に出てきたのが、

① 容量の軽い揚陸部隊ウイルスによって感染。

② 感染経路を敢えて特定させて駆除させるが、ワクチンが出る間に本部隊ウイルスを感染させる

③ バックドアを作成して本部隊ウイルスが潜む期間が発生する(揚陸部隊はワクチンにて処分済み)

④ パソコンを乗っ取るという手法。


つまり、今回の事件と同じようなことは10年前からずーっとあったことでして。
その間のネットリテラシー教育は置いてけぼりになっておりまして、ウイルス対策ソフトをインストールしている=安全!という誤った認識が定着してしまいました。


常時接続時代に、リモートコントロールされるウイルスを仕込まれる危険性については見て見ぬふり的な感じだったのが原因なんじゃないかなぁと思います。
geekレベルまでの知識は必要ありませんが、「常時接続しているパソコンはウイルスに感染して当然である!」というスタートが無ければ危険なんじゃないかなと。


Androidでも同じことが言えますので、今後のウイルスシーンに現場でも即座対応できるような体制を整えておかないと、誤認逮捕のオンパレードになってしまいかねません。


取り調べの「視える化」にも及びますし、最先端技術に社会が追いついていない現状に対しては危機感を抱いています。
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