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会場前から
会場の様子
多くの文化サークルが集まって、それぞれの活動を披露する催しでしたが、文化事業の人集めの難しさを痛感させられました。
それぞれの刊行物を拝読させて戴いても、緻密に時間をかけて調べあげた河内の文化、歴史が網羅されており、どれも勉強になります。
文化は言うまでもなく、その地域の財産です。
そして、後世にしっかりと残して行かなければならない財産です。
そこに若い人たちを呼ぶにはどうすればいいか?という内容でいろいろとお話をさせていただきました。
最大のポイントは、大学生の呼び込みだと考えます。
就職してしまうと、文化に眼を向けることは極めて困難になり、退職して漸く地元地域の活動であったり、文化であったりという部分に眼が行きます。
比較的時間に余裕のある大学生の時分に、少しだけでも触れてもらっておくことが大事です。そのためには、こういった事業の認知度を高め、周知していく広報活動はもちろんながら、こういった活動を大学時代にこなしておくことが就職活動に有利になるような世の中作りが必要だと考えます。
今の大学生の最大の関心ごとは言うまでもなく、就職です。
NNT(無い内定)と悲観にくれる学生さんとお話をしているとよく分かります。
なんとか就職活動に有利になるようにするために、カタチだけのボランティアサークルに参加して、「面接官:大学時代に打ち込んだことは?」「学生:ボランティア活動です!」とかいうお決まりのパターンにハマってしまうことが多々あります。
そういう子はノータイムで落とされてしまいます。なのでテンプレート的ボランティア活動主張のお陰で、マジでボランティア頑張りました学生が困っているという話もよく聞きます。
あ、余談ですが、今のトレンドは「マネージャーをみっちり4年間打ち込みました」がいいみたいです。運動系でもバイト先でもなんでもいいので、マネージャーです。マネジメント能力のある人が受けがいいです。
で、文化事業。
行政は直ぐに文化事業を切りたがるものであります。
企業も文化事業部は激しく切られて行っています。
事業仕分けしかり、大阪市しかりです。
確かに文化事業とは富裕層の篤志家によって発展してきた経緯がありますので、行政が行うべきものでは無い側面があります。
今の不景気下と、目先しか考えれない風潮と、国家100年の大計が建てにくい世の中では篤志家もずいぶんと減ってしまいました。
企業も内部留保は貯め込んでいるけれど文化事業は例外。みたいな感じで昔よりもチカラを入れなくなって来ました。
最近になってCSR(企業の社会的責任)が注目されて来ましたが、文化事業という側面よりは環境事業という側面が強いです。
だからこその、ボランティア文化事業活動だと私は思います。
評価されにくい。だけど、文化事業。
環境事業と並行して、文化事業。
地域の文化特色。フィールドワーク。地域を歩いて来ました。
こういったところが、文学部学生だけでなく、全学部学生にもやっていって欲しいところです。
そしてその取組を企業はしっかりと受け止めて評価してあげられる。そんな社会風土を作って行かなければなりません。
若い人はメリットが無いと動けませんので、文化事業に関わることでメリットがあるよと提示してあげることが大事だと考えます。
それと、文化事業に取り組んでいる方々も高齢化が進んでおりまして、内輪完結型のように見受けられます。
内輪完結型ですと、世代交代が難しいです。
なので、後継者を探すという意味でもしっかりと文化事業を刊行物等のみでなく、若い人にも知ってもらえるようなPRが必要だと考えます。
双方が意識を変えていって、若い人もお年寄りもタッグを組んで文化事業に取り組める。そればさも当然のような流れになる。
日本は歴史深い国です。
欧米ができていて、日本でできない理屈が無い。
このつなぎ役として、私も動いてまいりたいと考えております。
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名前:
川口やすひろ
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40
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男性
誕生日:
1983/05/21
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【連絡先】
事務所電話:05058489605
事務所FAX:02046679016
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