❏ ボランティア講師として
今日は四条やまなみリージョンセンターにて開催された、健康マージャン教室のボランティア講師として頑張ってまいりました。
冒頭、主旨説明
参加者皆で卓の組み立て。足のところに3筒が彫り込んであり結構凝ってます。ちなみに手作り。
講師として、経験者のテーブルに同卓させていただきました
皆さん筋が良く、基本を理解されていたので少しだけ難しめの講習に
初心者と経験者を分けていたので、サポートとしてつこうと思っていたら欠席者が出て場が埋まらず。
そこで講師をしながら同卓させていただきました。
和やかなムードの中、皆さん笑顔で対局されてまして、健康マージャンの盛り上がりを実感しました。
20人の定員に対して応募が80人となり、急遽午前と午後の2組に分けたそうですがそれでも40人は順番待ちという状態。
四条やまなみリージョンセンターの健康マージャン教室、大いに賑わっております!
❏ ハウスルールをきちんと決めておくことの大切さ
ここからは、健康マージャン教室における運営面について感じたことをつらつらと。
マージャンのルールはローカルルールが星の数ほどありまして、まさに大富豪状態(^_^;)
なので、対局前にきちんとルール確認とルールのすり合わせが重要だと感じました。
事前にルール確認が無かったので、アマ3段を持っている日本プロ麻雀連盟ルールで打っていましたが、ローカルルールが炸裂。
それがリーチ後の見逃しに関するルール。
ルールに抵触する見逃し
こないだ、小阪の老大東部フレンドさんのところの健康マージャンでもやらかしたのですが、リーチ後のロン牌見逃し→フリテンツモがチョンボ扱いになるというローカルルール。
見逃しのあとツモ和了した→ツモ和了ではあるが、途中からフリテンになっているのでチョンボ
というケース。
一般的なルールといいますか、日本プロ麻雀連盟ルールですと、これはOKなのですが、東大阪市ルール(?)ではアウトになるみたいです。
よくよく調べてみると、
完全先付けルールというらしい。
ということで、完全先付けルールはとてもモメる原因になりますから、通常の麻雀、特に交流などを目的とする健康マージャンでは完全先付けルールはゼッタイにダメである、ということを認識できました。
とにかくモメる火種を敢えてルールに盛り込むというのは、健康マージャンにおいてはよろしくない、ということですね。
後で渡されたハウスルール。
しっかりと「完全先付け」が明記されていまして、どうやら昭和30年~40年代に麻雀をやっていた世代からすれば当たり前というルールのようです。
健康マージャンはより簡素化しつつ、点数計算を考慮するのも面倒(むしろ点数計算で躓く初心者が多い)なので、符無しルールがやはり望ましいように思います。
簡易点数計算表。符を考慮しないので初心者にすんなり。
❏ 高齢者麻雀の特殊ルール
推察するに、関西における麻雀ルールはかなり、というか極めて特殊ルールが存在していると感じました。
特に完全先付けルールは昭和30年~40年代の麻雀ルールで、現代の麻雀ルールにはありません。
高齢者麻雀の場合は昭和30年~40年頃の麻雀ルールで染み付いている、覚えてしまっているので先ずはそれをしっかりと覚えておかないと行けないと思いました。
例えば「デンデン」
場の二飜をデンデンと数える人がいて、デンデンってなんぞ?となりました。
リーチ、ツモ、ピンフ、デン、デンとなると、三飜が五飜になって満貫?と確認したところ、そうではない、と。
これも符計算の昔ルールみたいでして調べてみると。
というように、点数計算の際に使っていたようです。
このあたりも初心者向けではないと感じたので、簡易点数計算方式が望ましいと感じたところです。
❏ 槓の槓ドラはめくるが、裏ドラはめくらない
これも初見ルールで、ハウスルールを決めたやまなみリージョンセンターの企画運営委員さんに訊くと、昔からそうである。とのことでした。
昭和30年代の麻雀ルール×関西ローカルルール×東大阪ローカルルールの三暗刻でございます(^_^;)
現代麻雀では全て廃止されていったルールが、現役でバリバリに機能しているので、ネット麻雀から入った世代などからはかなりややこしい作りになってます。
完全先付けルールなどは、デジタル麻雀では考えられないルールでして、初心者向けではないルールです。手作りや役作りを重視していることで、初心者は勝てないルールである、という部分です。
賭けマージャン全盛期にありがちなルールで、ブー麻雀というのがありました。
これの作法が今も残っていて、捨て牌の河を6枚ずつ3列並べるのが現代麻雀ですが、ブー麻雀では一列に並べます。
ブー麻雀の名残を感じるところです。
初心者殺しのルール(初心者は良い金づるなのでできるだけ生殺しにする)は健康マージャン教室ではキツイところがあると感じます。
❏ ピンヅモのありなし
今日一番驚いたのが、平和を役として認めないというルール。
東大阪市ルールの中でも、旧枚岡市ルール?と思えるくらいのローカルルールですが、調べてみると
ちゃんとありました。
リーチ・ツモ・ピンフ・タンヤオで和がった場合、認められるのは、リーチ・ツモ・タンヤオのみでありピンフは役として一飜にならないというもの。
流石にこれは面食らったところでしたが、あまりにもローカルルール過ぎてしばらく唖然としてしまいました(^_^;)
❏ 互いに楽しむコトを目的とする場合
ある程度洗練化された基本ルールとして、公式(とされている一般的な)ルールの採用。
日本プロ麻雀連盟ルール
日本プロ麻雀協会ルール
最高位戦日本プロ麻雀協会ルール
あたりを参考にしてルール作成を行う。
点数計算を簡易化するために、符ナシルール・簡易点数計算方式を採用する。
先ヅモなどマナー違反行為が多く見られたので、麻雀マナー講座などを先に行っておく。
山は17トン、捨て牌河は6トンずつ、など基本的な部分を講座化しておく。
初心者が麻雀ってややこしいな、やっぱり辞めとこ、と思われないように、緻密な事前準備とレギュレーションづくりが大事ですね。
いろんな発見があった四条やまなみリージョンセンターでの健康マージャン教室。
次回もボランティア講師として是非とも参加したいですね!
にほんブログ村
今日は四条やまなみリージョンセンターにて開催された、健康マージャン教室のボランティア講師として頑張ってまいりました。
冒頭、主旨説明
参加者皆で卓の組み立て。足のところに3筒が彫り込んであり結構凝ってます。ちなみに手作り。
講師として、経験者のテーブルに同卓させていただきました
皆さん筋が良く、基本を理解されていたので少しだけ難しめの講習に
初心者と経験者を分けていたので、サポートとしてつこうと思っていたら欠席者が出て場が埋まらず。
そこで講師をしながら同卓させていただきました。
和やかなムードの中、皆さん笑顔で対局されてまして、健康マージャンの盛り上がりを実感しました。
20人の定員に対して応募が80人となり、急遽午前と午後の2組に分けたそうですがそれでも40人は順番待ちという状態。
四条やまなみリージョンセンターの健康マージャン教室、大いに賑わっております!
❏ ハウスルールをきちんと決めておくことの大切さ
ここからは、健康マージャン教室における運営面について感じたことをつらつらと。
マージャンのルールはローカルルールが星の数ほどありまして、まさに大富豪状態(^_^;)
なので、対局前にきちんとルール確認とルールのすり合わせが重要だと感じました。
事前にルール確認が無かったので、アマ3段を持っている日本プロ麻雀連盟ルールで打っていましたが、ローカルルールが炸裂。
それがリーチ後の見逃しに関するルール。
標準的な関東式のアリアリルールをはじめ、一般的な麻雀では見逃しは禁止されていない。和了るか見逃すかは打ち手の自由であり、ルール上の罰則もない。リーチ後に見逃しをしても、その後ツモ和了すれば和了を認められる。しかしその一方で、完先ルールなど地方の古いルールでは、リーチ後の見逃しに限りルールとして明確にこれを禁止している場合がある[1]。
ルールに抵触する見逃し
こないだ、小阪の老大東部フレンドさんのところの健康マージャンでもやらかしたのですが、リーチ後のロン牌見逃し→フリテンツモがチョンボ扱いになるというローカルルール。
見逃しのあとツモ和了した→ツモ和了ではあるが、途中からフリテンになっているのでチョンボ
というケース。
一般的なルールといいますか、日本プロ麻雀連盟ルールですと、これはOKなのですが、東大阪市ルール(?)ではアウトになるみたいです。
よくよく調べてみると、
完全先付けルールというらしい。
完全先付けは日本で昭和30年代後半から昭和40年代前半あたりに、中付けや後付けの和了を好まない者たちが、そのような和了を禁止したルールとして生まれたと考えられているが、詳細は不明である。完全先付けは日本麻雀独特のルールであり、中国麻雀や台湾麻雀などには完全先付けの存在は確認されていない。
完全先付けの統一されたルールは存在せず、完全先付けのプロ麻雀団体や競技麻雀団体もないため、ローカルルールやハウスルールのバリエーションが非常に多い。そのため、プレイヤーにより見解の相違が起こることが多く、トラブルの原因になることがある。また、学校の先輩と後輩、会社の上司と部下などプレイヤーの実生活上の立場に差のある場合や、仲間内の麻雀に一人だけゲストが参加した場合などに、解釈が曖昧であることを悪用して目上側に有利な運用がなされたり、恐喝まがいの麻雀になったりする場合もある。
ということで、完全先付けルールはとてもモメる原因になりますから、通常の麻雀、特に交流などを目的とする健康マージャンでは完全先付けルールはゼッタイにダメである、ということを認識できました。
とにかくモメる火種を敢えてルールに盛り込むというのは、健康マージャンにおいてはよろしくない、ということですね。
後で渡されたハウスルール。
しっかりと「完全先付け」が明記されていまして、どうやら昭和30年~40年代に麻雀をやっていた世代からすれば当たり前というルールのようです。
健康マージャンはより簡素化しつつ、点数計算を考慮するのも面倒(むしろ点数計算で躓く初心者が多い)なので、符無しルールがやはり望ましいように思います。
簡易点数計算表。符を考慮しないので初心者にすんなり。
❏ 高齢者麻雀の特殊ルール
推察するに、関西における麻雀ルールはかなり、というか極めて特殊ルールが存在していると感じました。
特に完全先付けルールは昭和30年~40年代の麻雀ルールで、現代の麻雀ルールにはありません。
高齢者麻雀の場合は昭和30年~40年頃の麻雀ルールで染み付いている、覚えてしまっているので先ずはそれをしっかりと覚えておかないと行けないと思いました。
例えば「デンデン」
場の二飜をデンデンと数える人がいて、デンデンってなんぞ?となりました。
リーチ、ツモ、ピンフ、デン、デンとなると、三飜が五飜になって満貫?と確認したところ、そうではない、と。
これも符計算の昔ルールみたいでして調べてみると。
◆場の点数ソース
これは場に最初から2飜あるというものです。実際の役としては数えませんが、点数計算では重要になってきます。たまに昔から麻雀をしている人が役を数える時に、メン タン ピン デンデン(バンバン)等、実際の役より多く数えたりします。
これは、場の2飜も一緒に数えているわけです。
◆点数計算式
そしてこれらに今まで覚えてきた役(飜数)と符を掛け算します、実際の計算式は次のようになっています。
子の場合
符点数×2×2×2×2×(飜数の数だけ2をかける)
親の場合
符点数×2×3×2×2×(飜数の数だけ2をかける)
というように、点数計算の際に使っていたようです。
このあたりも初心者向けではないと感じたので、簡易点数計算方式が望ましいと感じたところです。
❏ 槓の槓ドラはめくるが、裏ドラはめくらない
これも初見ルールで、ハウスルールを決めたやまなみリージョンセンターの企画運営委員さんに訊くと、昔からそうである。とのことでした。
昭和30年代の麻雀ルール×関西ローカルルール×東大阪ローカルルールの三暗刻でございます(^_^;)
現代麻雀では全て廃止されていったルールが、現役でバリバリに機能しているので、ネット麻雀から入った世代などからはかなりややこしい作りになってます。
完全先付けルールなどは、デジタル麻雀では考えられないルールでして、初心者向けではないルールです。手作りや役作りを重視していることで、初心者は勝てないルールである、という部分です。
賭けマージャン全盛期にありがちなルールで、ブー麻雀というのがありました。
これの作法が今も残っていて、捨て牌の河を6枚ずつ3列並べるのが現代麻雀ですが、ブー麻雀では一列に並べます。
ブー麻雀の名残を感じるところです。
初心者殺しのルール(初心者は良い金づるなのでできるだけ生殺しにする)は健康マージャン教室ではキツイところがあると感じます。
❏ ピンヅモのありなし
今日一番驚いたのが、平和を役として認めないというルール。
東大阪市ルールの中でも、旧枚岡市ルール?と思えるくらいのローカルルールですが、調べてみると
符のないアガリというのが平和の定義であり、ツモ和了の場合はツモ符2符が付くため、定義上、ツモ和了のときは平和が成立しないことになる。しかし、現在の標準的なルールではツモ符2符を無視することにより平和の成立を認める。これを平和ツモあり、ピンヅモあり、ツモピンありなどという。点数計算の上では自摸八(ツモはち)、自摸八計算などという。これに対し、原則通りにツモ和了のときは平和が成立しないルールのことを平和ツモなし、ピンヅモなし、ツモピンなしなどという。ピンヅモなしの場合、例えばツモ平和はツモのみとなり、20符2飜の400/700ではなく30符1飜の300/500として計算する。ただし、ピンヅモなしの場合でも平和と門前加符10符は両立するため、栄和のときはどちらも同じ点数になる。
ピンヅモありは関東を中心とした東日本で採用されていることが多く、ピンヅモなしは関西を中心とした西日本で採用されていることが多い。 ただし、近年は西日本でもフリー雀荘を中心にピンヅモありを採用していることが多く、広く普及している。そのため現在では、ピンヅモなしは完全先付けなどと共にローカルルールの一つとされる。また、平和とツモ符との両立を認め、ツモ平和を30符2飜の500/1000として計算するローカルルールも存在する。符なしルールでは符の概念がないため、ツモ平和はそのまま2飜となる。
ちゃんとありました。
リーチ・ツモ・ピンフ・タンヤオで和がった場合、認められるのは、リーチ・ツモ・タンヤオのみでありピンフは役として一飜にならないというもの。
流石にこれは面食らったところでしたが、あまりにもローカルルール過ぎてしばらく唖然としてしまいました(^_^;)
❏ 互いに楽しむコトを目的とする場合
ある程度洗練化された基本ルールとして、公式(とされている一般的な)ルールの採用。
日本プロ麻雀連盟ルール
日本プロ麻雀協会ルール
最高位戦日本プロ麻雀協会ルール
あたりを参考にしてルール作成を行う。
点数計算を簡易化するために、符ナシルール・簡易点数計算方式を採用する。
先ヅモなどマナー違反行為が多く見られたので、麻雀マナー講座などを先に行っておく。
山は17トン、捨て牌河は6トンずつ、など基本的な部分を講座化しておく。
初心者が麻雀ってややこしいな、やっぱり辞めとこ、と思われないように、緻密な事前準備とレギュレーションづくりが大事ですね。
いろんな発見があった四条やまなみリージョンセンターでの健康マージャン教室。
次回もボランティア講師として是非とも参加したいですね!
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