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 □ 第五回未来政治塾     

7月28日・29日の二回連続講義。
テーマは福祉ということで、より一層引き締めて滋賀まで行って参りました。


今回の会場は八日市でして、瓢箪山から片道約2時間30分、往復5時間とかなり遠い場所でした。
大津だと片道1時間30分くらいで着くのですが、滋賀は広い!



冒頭挨拶をされる滋賀県知事嘉田塾長


冒頭挨拶でも大津のいじめ事件に関してコメントがありました。
私は、教育長任命権を持つ市長並びに、学校サイドにも大きな過失があると述べております。
以下は超長文になるので別の機会に。


つづきはこちら

拍手[2回]


+ + + + + + + + + +
 □ 第一部 大熊由紀子先生による講義     


PPTを使って講義される大熊先生


 ・ 福祉と医療の連携
   ∟ボランティア
   ∟ノーマライゼーション

ボランティア・・・ボランティア活動は、古典的な定義では自発(自主)性、無償(無給)性、利他(社会、公共、公益)性に基づく活動とされるが、今日ではこれらに先駆(先見、創造、開拓)性を加えた4つをボランティア活動の柱とする場合が一般的となっている


ノーマライゼーション・・・ノーマライゼーション(normalization)とは、1960年代に北欧諸国から始まった社会福祉をめぐる社会理念の一つ。障害者と健常者とは、お互いが特別に区別されることなく、社会生活を共にするのが正常なことであり、本来の望ましい姿であるとする考え方。またそれに向けた運動や施策なども含まれる。


ボランティアもノーマライゼーションも和訳されると意味が違ってしまう。原典で。
2つの概念は戦争を起点にしている。
ボランティアは、喜んでする・自ら志してすることであり、命令形が無い。従って、法や制度で強制されない。

ボランティアは「奉仕」ではない。
ほっとかれへん・がまんできへん。という概念であり、政治家=ボランティアである。
(北欧の夜間議会等)



 ・ 日本型福祉の悲劇
「介護は息子の嫁がするものである(1979年)」という間違った認識。家族の悲劇。
→参考リンク:嫁介護

 ・ 長寿ではなく、長命
世界最高水準の高齢化は前例がない。27年前の北欧では要介護者を「ケアが必要な年金生活者」としていた。
 ・ 寝たきり・寝かせきりの状態。


 ・ EUの場合
 病院にいつまでも居ない。
 人生の継続性の尊重。
 自己決定の尊重。

 ・ デンマークの場合
  議会は夜間議会であり、政治家はボランティア
  小学校から選挙や投票の授業があり、高い投票行動率
  自己決定と連帯を身に着けている

1963年 特別養護老人ホーム
1990年 ゴールドプラン
2000年 介護保険法制定


 ・ 介護保険について
日本の場合は、中央よりも地方負担率が高く、税金負担と社会保険負担の両方を使うという、北欧に近いプランを実行している。


 他については、大熊由紀子先生の個人HPに詳しい。


簡易私見:北欧型社会福祉と訊けば、高額な税率と結びつけがちだが、経済規模を考慮すると実はそれはまやかしにすぎない。
配分される税金が、100%に近い形で社会福祉に活かされているのである。
日本は配分される税金が利用者に行くのは50%以下だと考える。消えていく50%は、社会福祉利権や中間搾取利権によって消えて行っているのである。





 □ 第二部 辻 哲夫先生の講義     



PPTを使って講義をされる辻先生


 ・ 専門は行政技術


 ・ 高齢とは、75歳以上を指す時代に突入している。
 ・ 65歳~75歳までは地域で働く
 ・ 死ぬ場所は病院
  ∟病院信仰
  ∟臓器別医療制度の確立

 ・ プロフェッショナル(専門特化)の弊害
  ∟全体を総合的に診る医者が減った
  ∟臓器の専門医が増えた
  ∟結果、家庭医が居なくなった


 ・ 地域ケア体制の整備
 地域密着による包括的ケアの実現
 在宅医療の充実
 地域に導入するかがキーとなっている


 ・ Aging・in・Place
  ∟元気高齢者を地域の支え手に


 ・ 柏市での地域包括ケアシステムの具現化
  ∟(PDF)
  ∟豊四季台地域のまちづくり


 ・ UR柏豊四季台団地 サービス付き高齢者向け住宅
  ∟豊四季台団地(千葉県柏市)サービス付き高齢者向け住宅等用地土地賃貸について(PDF)
  ∟在宅医療拠点の整備(柏市豊四季台団地)(PDF)


 総合医療センターや、総合地域包括ケアセンターの実現に向けて(理想ではなく現実として)


ニュータウン高齢化問題については、大阪府吹田市のモデル事例を昨年の統一地方選挙で学んでいたのが大きかったです。


簡易私見:総合医療センターや総合地域包括ケアセンターの実現は東大阪市でも大いに可能であり、例えば四条の家等も総合地域包括ケアシステムとして、土地・建物を無償譲渡して、行政は1円も出さずに機能継続が出来るのである。
東大阪市総合病院についても、総合医療センターとしての機能を十分に有しており、機能を持たせることで夢物語では無くなる。

社会福祉利権と中間搾取利権を完全排除できれば・・・の話であるが。
あと、東大阪市総合病院は全国トップクラスの給与水準です。




 □ 第三部 パネルディスカッション     



パネルディスカッションのようす


事前質問:Q現場の人材不足について

① 在宅医療・・・安定した経営規模を考えよ。(小規模)
② 単価低い(給料安い)・・・社会的価値観の転換。クォリティの向上。より高度な専門性   資金を打ち込んでいく


現場質疑が回ってきたので、挙手。
なんと、初めて当てられた!!


用意していた質疑は2こ。
①社会福祉利権化している現状の改善策は?
②利用者の奪い合いがある中、補助金申請の下ろし方


②を選択。具体的には、社会福祉法人やNPO等の民間組織に下りてくる補助金は、その施設を利用している人×幾らみたいな基準がある。要介護認定にもよるが。一律の補助金の下ろし方では、一定水準を超えた地域包括ケア等の実現はできないし、現場の待遇改善や人材確保ができない。法的な人員配置にも問題があり、人員配置基準を考慮するととてもではないが人材確保できない。として、質問したところ、


A1:補助金や人員配置の規制緩和は、良心的且つコンプライアンス・福祉リテラシーの極めて高い状態にならないと難しい。
A2:民間が行なっている介護等のサービスの質は高まっているが、それに見合う報酬が支払えないのは税の配分に問題がある。
A3:消費者の選択力に掛かっており、利用者がChoice出来るように。選択能力の有無はあるが、自然淘汰。



との回答。
特に、私が社会福祉法人の常務理事として小規模社会福祉法人の経営に関わっている観点から、「良心的ですね」との回答であった。
補助金が利用者にダイレクトに行き渡ることが出来るような仕組みや、取り組み評価制度、カスタマーサティスファクション、利用者満足度等を考慮した補助金申請の在り方が求められると考えるが、その考え方は「ありえない」ものであり、お人好し過ぎる。


そりゃそうかと思いながらも、アタリマエのことをアタリマエに述べていたつもりだったのだが。
補助金を増やしたところで、社会福祉法人やNPO法人のコンプライアンスがキッチリできていないところに行ったらそれこそ税金の無駄使いにつながる。
人材確保についても、今やヘルパーだの介護福祉士だのよりは、現場はサービス管理責任者やサービス管理専従者。施設長や管理者クラスにならないと考慮されない。


最大根拠は「減算」になるかどうか。
つまり、法的人員配置をクリアーすればそれ以上は人員は必要なく、むしろ赤字経営に陥る。その際の資格考慮は薄く、生産成功率を考慮する必要がないので、与えられた仕事をこなすことができるかどうかに終始してしまう。
サービス管理責任者や専従者は配置しないと補助金カットとなり、補助金カットを避ける意味あいが極めて高い。もちろん業務は専門性が高いのではあるが。
施設長・管理者に関しては経営の執行する立場となり、認可更新に必要な人員でもある。工場長的ポジション。従って給料も高額になる。


北欧ではヘルパーの給料は30万~40万とのことだが、日本では13万~18万程度であり、20万を超えてくるのはサービス管理責任者・専従者や管理者・施設長である。
福祉のしごとは「ゴールが無い」ものであり、「限られた補助金の枠なので頑張れば頑張る程給料が上がる」ということも無い。
精神的負担の大きな仕事なのに、それに見合う報酬が出せない。


また、社会福祉法人の就業規則もいびつである。ただ、就業規則を遵守したら社会福祉法人は成り立たないという矛盾を含んでいる。


超長文になりそうなので、後日に回そう。



 ・ 医療費の高さと満足度について
 同じ医療費でも北欧は日本の2倍の満足度。

日本は「選択できない」画一的なサービスである。
継続的に診れない(家庭医)
治すの一点ばり
臓器別医療による、人間全体・地域全体を観ない医療




初めて当てられたので、自分のこと結構書いてしまいました。
補助金を割り当てるのが行政のしごとなのではありますが、性悪説的に見るか、性善説的に見るかは大きな違いです。
私はどうも性悪説的に見てしまうので、外部監査じゃ!事業収支報告書じゃ!だのと述べてしまいます。社会福祉利権じゃ!中間搾取利権じゃ!と言います。そういった現場を見てしまっておりますので。
性善説的に見れば、的確に補助金を適切に使用さえすれば、人材不足がどーのとならない筈なのにおかしいなーとなる訳で。


善意が悪意をちょっとだけ上回っているという考えをすれば私の考えは間違っているのでしょう。
そういう所に気づいた第五回未来政治塾講義でした。
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無題
今回の活動報告が・・・、というわけではありませんが、ここ数週間の記載から全くもって訴えてくるものが感じられません。
読む側に立って考えれば、すぐわかるような気もしますが。
NONAME 2012/08/05(Sun) 編集
コメントありがとうございます
ご指摘ありがとうございます。
今後の更新に活かしたいと思います。
川口 泰弘 URL 2012/08/06(Mon) 編集
無題
何か適当だなぁ・・・。
こっちは真剣に読んでいるのに。
NONAME 2012/08/07(Tue) 編集
プロフィール
名前:
川口やすひろ
年齢:
36
性別:
男性
誕生日:
1983/05/21
自己紹介:
【連絡先】
事務所電話:05058489605
事務所FAX:02046679016

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