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 □ 第2回電王戦     




結願で大忙しでしたが、寺務の合間合間に第2回電王戦第1局、阿部光瑠 四段VS習甦を観戦しておりました。


拍手[2回]


+ + + + + + + + + +
内容は阿部光瑠4段の圧勝でした。



観た感じですと、コンピュータからは真っ向な攻めを進めて、攻めが切れて負けた感がありました。
小気味いい手とか小賢しい手がコンピュータからは出なく、しっかりと受けて攻めを切らせれば勝てるといった感想です。



端歩突きこし放置のところや、飛車切ったあとの割り打ちあたりで「んっ?」と声が出ました。






 □ コンピュータに感じたこと     

習甦の思考ルーチンがどうなのかは置いといて、「プログラムされたコトを忠実にこなす」ような印象を受けました。
過去の膨大な棋譜が保存されていて、それをもとにした思考ルーチンだと思います。
困った時の金下がり→角なり→金上がりのところとか如何にもコンピュータ的な手順でした。馬打ちになってしまってましたので。



そういった印象を総合的に例えると、ポリモーフィズムだったと思います。



ポリモーフィズムあるいはポリモルフィズム(Polymorphism)とは、プログラミング言語の型システムの性質を表すもので、プログラミング言語の各要素(定数、変数、式、オブジェクト、関数、メソッドなど)についてそれらが複数の型に属することを許すという性質を指す。多態性、多相性、多様性とも呼ばれる。対義語はモノモーフィズム(Monomorphism)、単態性、単相性で、プログラミング言語の各要素が唯一つの型に属するという性質を指す。




ウィキペディアより



多様性ある思考ルーチンではあるけれど、意外性が無いということです。
小気味いい手や小賢しい手が出て来なかったのは、多様性がありながらもその枠外のことを考慮することが出来ないということでしょう。



私が思うに、コンピュータ将棋の進化にはポリモーフィック的な思考ルーチンよりも、メタモフィズムな思考ルーチンが必要であると感じます。



メタモフィズム(変化する構造体)的な思考ルーチンがあれば、紛れと呼ばれる手も出てくるのではないかと。もちろん、形成判断を常に数値化するのがコンピュータですので、わざわざ悪くする手は指さないという弱点がありますが。
ちなみに一般的なメタモフィズムとはコンピュータウイルスをステルス化する技術とされますが、私の述べるメタモフィズムは、自己で変化していく構造体と捉えています。



コンピュータがより人間に近づくには、自己で気付いて変化していく構造体という人間の持つ性質が備わらなければ、ただプログラムされた思考ルーチンを淡々とこなしていくだけにとどまるでしょう。



しかし、プロ棋士は本当に強いですねぇ。
相撲と将棋棋士はアマチュアとプロの垣根がハッキリしているとハチワンダイバーにありましたが、まさしくその通りでした。



来週の第2戦も楽しみですね!



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