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❏ 積極的な声掛け
温度計作戦だけでは、熱中症の危険は完全に回避できません。
なので、法要の合間合間にこまめな声掛け運動を実施しております。
「暑いなぁ、おまたせしてすみません。」
「温度計見てみ?」
「40度超えとるで!」
「下に自動販売機あるから、水買うてき。まだ次の呼び出しまで15分くらいあるから」
など、こちらからの声掛けも、「気づき」「共感」「行動を促す」「理由付け」などの基本を抑えて行なっております。
今年は例年と違って、本当に暑いよ!ということが少しでも伝わればとおもいます。
熱中症で全国で多くのご不幸が発生しております。
ちょっとした声掛けをするだけで、救える命はたくさんあると。そう思います。
❏ 施しの心
話変わって、今年の法話には「施し」が出てきます。
ほどこすこと。恵み与えること。施与。布施。
日本人的に、施しって上から目線的な誤解があると思うのです。
私だけかな?
「恵む」というのがそもそもイカン。
施しは施しであって、恵みとかはどうにもしっくりこない。どっちかというと、昔の大名とかが農民に施しする的な感覚が拭えません。
外国だと、ノブリス・オブリージュ的な精神やチップ精神、ドネーション文化なんかがあるので、施しに近いような気がします。ライオンズでいう、ドネーション的な意味で。
東大阪市には布施という地名があります。
布施地名の由来:布施という地名は、近代にはなく、謎の多い地名であるが、日本全国では、多くあるのも事実
布施の地名の由来は、奈良時代の東大寺大仏建立の時の河内における建立従事ボランティアの福祉施設である「布施屋」であるという説、(現在も布施という意味は宗教的な分野で使用されている)
布施も仏教用語でして、行基さんが活躍した河内ですからそこら辺に由来があると思ってます。
日本にはお寺とかにお賽銭やお布施という文化がありますが、一般的に見て、ドネーション文化とは異なっているように思います。
本来の布施の心、施しの心とは何なのか?をこのお盆の時期ですから、一度思いを馳せていただければ幸甚です。
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