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本日は住職と同行して駕籠の資料調査の為実物を拝見させていただくことに。
どうも皆さんこんばんわ。川口やすひろです。


先ずは一軒目。暗峠にて。八代龍王神感寺様を訪問。



門前の石碑。


私は暗峠を車で行ったことは無かったので、その交通経路には少し面食らった部分がありました。
和歌山の龍神温泉に行ったときのことを思い出しました。
勿論、東大阪市内です。



昔は暗峠は『闇峠』という漢字でした。


この写真は龍吐水という消火用道具です。
山寺では山火事への備えが最も重要であった、ということが伝わります。



そして駕籠。


急病人が出た時はこの駕籠に病人を乗せてふもとのお医者さんに診てもらいに行ったそうです。
そして、逆にお医者さんを往診して貰うために迎えにいくのにも使われたそうです。
今でこそ車があり、電気があり、といった生活が当たり前ですが、当時はそんなものは無く大変な労苦が忍ばれます。


作りは竹製。丁寧に編みこまれており、今の尚その原型をとどめています。
この駕籠は『山駕籠』と呼ばれる駕籠です。
こういった農具・民具等は現代化に対応するための家の建て替え時に大抵は散逸してしまうか処分されてしまいます。
ですので、現在こういった農具・民具の実物を拝見させていただくことはその行為自体がとても貴重な体験です。



お昼からもう一件訪問させていただきました。


こちらはお医者さんが使っておられた駕籠だそうです。
一般的な駕籠の形状です。
中は一般的な駕籠よりも気持ち広く、背もたれも革製であり肘掛けもついております。
こちらの駕籠も東大阪市内のさる旧家の方のご自宅の玄関先で撮影させて戴きました。
農協時代にも多くの旧家を回らせて貰いましたが、こういった玄関を入ってすぐの土間の場所に駕籠を吊っている家は始めてでした。


駕籠を使用するお医者さんは『乗物医者』と呼ばれ『御免駕籠』の特徴を持っていたそうです。
たしかに、欄干の所に『御免』の札もありました。


農協時代はなかなか民具関係に同行する機会が無かったのですが、こういった時間を持てたことで文化財への考え方、あり方を再度見直すきっかけとなりました。

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プロフィール
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川口やすひろ
年齢:
40
性別:
男性
誕生日:
1983/05/21
自己紹介:
【連絡先】
事務所電話:05058489605
事務所FAX:02046679016

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