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 □ プロ棋士はもう要らない?     






コンピュータの二連勝を受けて、ネットでももはやコンピュータの方が一定の強さを確立したのではないか?との声が増えていますね。
特に、難局面になった時にコンピュータの評価関数の正確性が重視されたり、次の一手に悩んだ時にコンピュータに訊いてみたり、詰めろの場面でコンピュータに訊いてみたりと、なんだかプロ棋士の教室よりもコンピュータソフトに教えてもらったほうがいいんじゃないか?といった極端な意見まで。

拍手[3回]


+ + + + + + + + + +
将棋というゲームは、ゲーム理論の二人零和有限確定完全情報ゲーム(ふたり ぜろわ ゆうげん かくてい かんぜんじょうほう ゲーム)に位置してまして、簡単に訳すと「二人で行い、誰も得しない、限りがある、偶然のない、完全に情報が提示されたゲーム」となります。



コンピュータの最も得意とする分野だと言えます。だから、将棋とかチェス、囲碁なんかはコンピュータがまだまだ強くなるといえるでしょう。



コンピュータソフトの強みは、1秒で数千万~数億手という深くまで短い時間で読み、何よりも行動決定までとても早いということでしょう。
人間ですと、物事を決定するまでにものすごい時間がかかったりします。
それは全ての情報を吟味精査して、予測されるであろう将来像を描くまでの時間と、その決定に身を委ねるまでの時間がかかるからです。



電王戦のPVにあります、「人間が絡みますと、本当はこれが正解なのに、色んな理由でこれは採用できないというのが、多分あると思うので」というコメントを聴いて、東大阪市議会の現状がふっと脳裏に浮かびました。



決定するまでに複雑(敢えて複雑にしている場合が多い)なプロセスがあって、情報を精査し、決断を下すのが議会の役割だと考えた時に、今回の議会では正解なのに『色んな理由』で採用されなかった議案もたくさんあると考えます。
ある程度システマチックに動かさなければならない「税金の配分」に関して『色んな理由』を持ち込むことでそれが滞り、結果として市民に不利益が生じている現状を是とするのか否とするのか。
市民が納得できる「色んな理由」なら良いと思うのですが、市政報告会の開催もなく、議会報告も一部しかなく、色んな理由の中身も知らされず、ただ結果として市長専決があったという報道だけ残るのでは、また同じ事の繰り返しです。



今まで20年近くこういった状況が続いてきてます。



話を変えて。
さて、そんなにコンピュータが万能ならば、例えばエヴァンゲリオンのマギのようにCasper、Balthazar、Melchiorの3コンピュータに権限委譲したりとか、手塚治虫の火の鳥の未来編に出てくるハレルヤのようなコンピュータに行政を権限委譲したりとかという考えが出てきます。



政治と二人零和有限確定完全情報ゲームの将棋と違うのは、「不特定多数」「非ゼロ和」「無限」「不確定」「不完全情報」であり、しかもゲームでないということでしょう。
だとすれば、コンピュータには任せることは出来ないですよね。



ただし、今の東大阪市をみていると、ふっとコンピュータの迅速な思考プロセスによる決断速度を羨ましく思ったりもするのです。
自分がそうあれればいいなぁ、とコンピュータ的思考プロセスに憧れたりしますね。




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