❏ 選挙カーについて
統一地方選後半戦も投開票日を迎えまして、1週間に渡る選挙戦が終わりました。
選挙期間中は選挙カーや街頭演説などで多くの主張や応援弁士をさせて戴きました。
大きな音でお騒がせをしましたことを各地域の皆様に心からお詫び申し上げます。
応援に行ってきた若手候補各陣営でも雑談中に選挙カーについて話す機会が増えてきまして、「選挙カー不要論」が大勢を占めています。
と、選挙カーは公費負担(税金)で走っています。
自前で選挙カーを用意する候補者も居ますが、大半の選挙カーは「わ」のレンタカーナンバーですね。
候補者の後ろに写っているのが選挙カー
結構制約もありまして、高さなどもきちんと制限があります。
選挙7つ道具に入っているものですが、選挙用自動車(船舶)の標章がありまして、これを掲げている場合、時間帯制限道路や駐車禁止などなど、緊急車両並の権限があります。
路駐して街頭演説をしていても選挙カーが駐車違反を切られないのはそういう理由です。
❏ 選挙カーは騒音をまき散らすだけなのか?
公職選挙法では選挙カーで出来ることに「走行中は名前の連呼」「停車中で街頭演説標章を掲げている場合は街頭演説で政策などを述べることができる」とされています。
基本的に走行中に認められる行為は「名前の連呼」だけです。
この名前の連呼はどれくらい効果があるのか?というのは一度統計を取ってみたい項目でもありまして、投票理由に「選挙カーの名前連呼を聴いて投票した」なんてなことがほとんど聴かれないのが理由です。
乗ってる側としましても、選挙カーを回す計画や運転手の確保、名前の連呼要員(ウグイスやカラス)を確保するのはなかなか大変でして、誰も得してないんじゃないの?的な意見も。
参考:選挙カーの値段を知ってますか?
参考:「選挙カー」はネットで圧倒的な不人気 高齢者は「よう仕事しとる」と好評価
参考:ナゼ?「移動中の選挙カーでは連呼行為しかできない」という謎の法律が存在する
参考:選挙カーの名前連呼はご法度です! 栗東市「トレセン」周辺では〝馬最優先〟の統一選
参考:選挙に街頭演説(及び選挙カー)は必要か?
参考:選挙カーを使わず活動する候補が増加中 その背景と課題
ちなみに信義則としては、教育機関前、病院前、各ケアホーム前などなど、配慮を必要とされる施設前では自粛するという暗黙ルールもあります。
選挙カー不要論の中では、実際に選挙カーを出さない陣営のフェイスブックの発信なども話題に上がりました。
ただ、大半は「投票率の低い若年層に配慮するか、投票率の高い中高年層を重視するかで言えば、選挙カー=選挙の代名詞という認識の強い中高年層を意識して選挙カーは敢えて出す」という意見が多く、私もこの意見派でした。
選挙カーが無ければ、自らの政策や主張を周知していく手段が限られるのもありまして、公費負担で使えるものは最大限使おう的なポジティブに選挙カー!というよりもネガティブに選挙カー・・しゃあなし的な感じが多いです。
将来、段階的に世代交代していく中で選挙カー=得票率低下要因として数値化されれば、都市部から中心に選挙カーという存在が無くなる、というか無くしていきたい、というのが大幅なまとめです。
若年層の投票率が80%とか超えてきて、選挙カー不要論が大勢を占めてくれば、この流れはさらに早くなるというのは確実です。
と言うよりは、市全体で候補者間調整をし、選挙カーを全員使わないことやポスター貼りを全陣営で分担して行う、などはあってもいいと思ったりしています。
❏ 選挙カー、選挙ポスター、選挙ハガキ・・
選挙カー不要論の中でも圧倒的に知名度の高い候補者や、組織力が段違いの候補者などは積極的に選挙カーを使わなくなっていく傾向が出てくれば、将来は選挙カーも過去の遺物に成る時代が来るかもしれません。
政策本位で投票行動をしていくためには、学校教育で選挙についてもっと学ぶとか、模擬選挙(実際に統一地方選で学校の授業で選挙公報等を使って模擬投票をする授業)など、教育面などからのアプローチが意見でも多く出ました。
ただ、選挙カーが消え去るときは「ネット投票の実現」と同時期でいつの未来かは分かりません。
今の法律制度で出来ることを、出来る限りやっていくには「選挙カー」はまだまだ走り続けるのだと思います。
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統一地方選後半戦も投開票日を迎えまして、1週間に渡る選挙戦が終わりました。
選挙期間中は選挙カーや街頭演説などで多くの主張や応援弁士をさせて戴きました。
大きな音でお騒がせをしましたことを各地域の皆様に心からお詫び申し上げます。
応援に行ってきた若手候補各陣営でも雑談中に選挙カーについて話す機会が増えてきまして、「選挙カー不要論」が大勢を占めています。
・選挙カーのレンタカー代は公費負担(税金)で賄われる
・選挙カーのガソリン代は公費負担(税金)で賄われる
・選挙カーの運転手の日当代金は公費負担(税金)で賄われる
と、選挙カーは公費負担(税金)で走っています。
自前で選挙カーを用意する候補者も居ますが、大半の選挙カーは「わ」のレンタカーナンバーですね。
候補者の後ろに写っているのが選挙カー
結構制約もありまして、高さなどもきちんと制限があります。
選挙7つ道具に入っているものですが、選挙用自動車(船舶)の標章がありまして、これを掲げている場合、時間帯制限道路や駐車禁止などなど、緊急車両並の権限があります。
路駐して街頭演説をしていても選挙カーが駐車違反を切られないのはそういう理由です。
❏ 選挙カーは騒音をまき散らすだけなのか?
公職選挙法では選挙カーで出来ることに「走行中は名前の連呼」「停車中で街頭演説標章を掲げている場合は街頭演説で政策などを述べることができる」とされています。
基本的に走行中に認められる行為は「名前の連呼」だけです。
この名前の連呼はどれくらい効果があるのか?というのは一度統計を取ってみたい項目でもありまして、投票理由に「選挙カーの名前連呼を聴いて投票した」なんてなことがほとんど聴かれないのが理由です。
乗ってる側としましても、選挙カーを回す計画や運転手の確保、名前の連呼要員(ウグイスやカラス)を確保するのはなかなか大変でして、誰も得してないんじゃないの?的な意見も。
参考:選挙カーの値段を知ってますか?
参考:「選挙カー」はネットで圧倒的な不人気 高齢者は「よう仕事しとる」と好評価
参考:ナゼ?「移動中の選挙カーでは連呼行為しかできない」という謎の法律が存在する
参考:選挙カーの名前連呼はご法度です! 栗東市「トレセン」周辺では〝馬最優先〟の統一選
参考:選挙に街頭演説(及び選挙カー)は必要か?
参考:選挙カーを使わず活動する候補が増加中 その背景と課題
ちなみに信義則としては、教育機関前、病院前、各ケアホーム前などなど、配慮を必要とされる施設前では自粛するという暗黙ルールもあります。
選挙カー不要論の中では、実際に選挙カーを出さない陣営のフェイスブックの発信なども話題に上がりました。
ただ、大半は「投票率の低い若年層に配慮するか、投票率の高い中高年層を重視するかで言えば、選挙カー=選挙の代名詞という認識の強い中高年層を意識して選挙カーは敢えて出す」という意見が多く、私もこの意見派でした。
選挙カーが無ければ、自らの政策や主張を周知していく手段が限られるのもありまして、公費負担で使えるものは最大限使おう的なポジティブに選挙カー!というよりもネガティブに選挙カー・・しゃあなし的な感じが多いです。
将来、段階的に世代交代していく中で選挙カー=得票率低下要因として数値化されれば、都市部から中心に選挙カーという存在が無くなる、というか無くしていきたい、というのが大幅なまとめです。
若年層の投票率が80%とか超えてきて、選挙カー不要論が大勢を占めてくれば、この流れはさらに早くなるというのは確実です。
と言うよりは、市全体で候補者間調整をし、選挙カーを全員使わないことやポスター貼りを全陣営で分担して行う、などはあってもいいと思ったりしています。
❏ 選挙カー、選挙ポスター、選挙ハガキ・・
選挙カー不要論の中でも圧倒的に知名度の高い候補者や、組織力が段違いの候補者などは積極的に選挙カーを使わなくなっていく傾向が出てくれば、将来は選挙カーも過去の遺物に成る時代が来るかもしれません。
政策本位で投票行動をしていくためには、学校教育で選挙についてもっと学ぶとか、模擬選挙(実際に統一地方選で学校の授業で選挙公報等を使って模擬投票をする授業)など、教育面などからのアプローチが意見でも多く出ました。
ただ、選挙カーが消え去るときは「ネット投票の実現」と同時期でいつの未来かは分かりません。
今の法律制度で出来ることを、出来る限りやっていくには「選挙カー」はまだまだ走り続けるのだと思います。
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