□ 箕面市市議会議員選挙
候補者の立場で居る。その事が今の川口にはとても眩しく羨望の眼差しで観る対象だった(小説の出だし風に)
はい。
箕面市市議会議員選挙2日目でございます。
初日に箕面市に入って、その整備の完璧っぷりに政策立案が非常に難しく、現状維持政策=現職有利か?とも思えたのですが、現場を街宣車や足で駆けずり回って感じたことを述べて参ります。
① 土地が高い
満足度と引き換えに、地価が上昇する。まさにシムシティ理論でありまして、満足度が極めて高いエリアはとんでもなく土地の価格が高いことに気付きました。
六万寺で1980万円クラスの家が、土地3000万円・家1980万円の合計4980万円!
こればっかりは致し方のないことでありますが、良い町は家を買うにもいい値段がするという典型例かと思います。
六万寺では路線価で行くと高いところでも90、低ければ65。
箕面市では、安くても150、高ければ165を軽く超えてきまして、路線価基準では東大阪市六万寺町の2~3倍の格差が発生しております。まさにシムシティ!!!
因みに駅からの距離や坂道も考慮しての同等の数値です。
結果、地価上昇・相続税評価額上昇につながります。
これは市政にはあまり関係ない事柄かもしれませんが、長い目で見れば路線価を引き下げる政策戦略をとらないと、今はいいけれど10年20年後はゴーストタウン化する恐れも出てきます。これまたシムシティ理論。
② 空き家率が高い
街宣車や足で駆けずり回っておりますと、空き家率が極めて高い様に見受けられます。
空き家が多いと、火災危険率の上昇や、割れ窓理論的なマイナス作用が発生し、住民の安心度が下がってしまいます。
農協時代、共済加入を推進する際に、空き家の火災共済や建更は掛金が普通の物件よりもかなり高く、危険率回避の原則をモロに実感しております。
空き家の火災発生率は高く、一旦燃えると一次消火活動が遅れます。火災報知機が整備されていない関係や人が居ないからです。ですので二次消火活動からとなりまして、隣家の危険性が高まります。
失火賠償に関しては明治の法律が生きておりまして、出火元は責任無しです。
隣家や周辺の家は空き家があると非常に危険と言うことで、安心感が薄れてしまうのです。
空き家問題をどのように解決するかを論じるのもひとつの戦略かと思いました。
六万寺だと650万~1480万クラスの空き家物件でしたが、箕面の空き家物件の価格帯チェックがいいかと思います。
③ 道路街路樹による標識見えない問題
街宣車に乗っておりますと、街路樹が結構ワサってまして道路標識が見えづらくなってしまっております。
東大阪市で言いますと、産業道路の吉田付近だったり、花園~角田あたりに散見されますね。
また、街路樹によって街灯や防犯灯の効果が薄れてしまっておりました。
こういった街路樹の剪定や、整備。周辺住民への聞き取りやタウンミーティングによる、安全度チェックは今の箕面市に必要かと考えます。
防犯灯も旧式のものが多く、維持コスト(電気代)が結構な額にイっているかと思います。
LEDタイプ導入や、奈良県のような青色防犯灯導入など、まだまだ議論の余地が残っている分野だと感じましたね。
路線価の評価額上昇は素晴らしいまちづくりの結果でありますので、まさに最大限の評価だと思います。
しかし、人口の頭打ちが発生してきますし、なによりもこの不景気下ですので今の市政には酷な結果になってしまっております。
ここの問題をどのように打開するのか。
因みにシムシティでは打開策は極めて高度なテクニックの要る分野でした。
リアルシムシティ都市、MINOHではどのようにこの問題に立ち向かうのか、今後も勉強させていただきたいと思います。
□ イイ所、また発見
いやー、箕面市!素晴らしいです。
公園です。公園。
公園整備率が半端ないほど高く、トイレ設置&トイレがキレイなママという状況。
候補者に「公園近くに来たらソッコーでクルマ下りて(桃太郎の時は必ず)公園にダッシュ!」と言ってましたが、どこの公園に行っても綺麗に整備済み。遊具も綺麗に整備済み。なによりもトイレであります。
東大阪市の公園は基本的にトイレついてないんですが、若江本町の公園はトイレがついておりまして、農協時代にかなりの頻度で利用させていただいておりました。
ところが、トイレがある周辺住民の方とのタウンミーティングの中でトイレ撤去してくれ!という悲鳴。
理由を訊けば、数年に1度はイタズラのトイレ火災が発生する。トイレがあると溜まり場になって夜間うるさい。などの問題が。
箕面市においては、公園のトイレ整備はかなり前からなされていて、しかもそういったガラスに落書きだのガラス割りまくりだの、壁に落書きだのトイレ火災だの夜間溜まり場だのは一切無いとのことでして、地域性をモロに感じる次第であります。
あとは、ボランティアゴミ袋?なるものがありまして、公園を街宣してたらたまたまこんな感じのオレンジのゴミ袋が落ちてました。
こりゃアイテム獲得だなと、直ぐに回収し、そのままのノリでごみを拾いながら桃太郎街宣しておったのですが、よくよく見てみるとボランティアゴミ袋とオレンジで書いてある。
訊けば、箕面市は有料ゴミ袋によるごみ総量抑制をかなり前から導入しており、資源ごみ回収奨励も盛んとのこと。
ゴミ袋有料化は、断舎離ってる川口としては余計なごみを出さなくなるので将来的に水走のゴミ焼却場やゴミ回収事業の採算性を考慮して東大阪市でも導入していかねばならないものと考えておりますが、箕面市は10年も20年も先を行っている感じですね。
まぁ、桃太郎を2時間やってゴミ回収しながらですと、ゴミ袋がいっぱいになりましたので、ようやく、箕面市でも路上ごみを回収して歩くといっぱいになるんだな・・・と安心?しました(笑)
□ 箕面入り総論
リアルシムシティ都市、MINOHのまちづくりの成果はたっぷりと勉強させていただきました。箕面市民の皆様、ありがとうございます。
さて、箕面のような完成された都市モデルの今後については少し興味があります。
人口増加がどこまで続いていくのか?どこで頭打ちになって減少に転じるのか?市政の財政運営はどのように維持管理していくのだろうか?など、しっかりと今後も観させていただきまして、箕面入りを結構な頻度で行い、そのノウハウを学びたいですね。
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