□　正念場の「政治塾」　ブーム過ぎ去り応募者減も　　　　　

　維新塾に刺激されるように昨年４月、嘉田由紀子滋賀県知事や、地域政党「減税日本」代表の河村たかし名古屋市長も政治塾を開講し、ブームを牽（けん）引（いん）した。

　しかし、嘉田氏の「未来政治塾」は、衆院選敗北や日本未来の党の分党騒動が尾を引いているようで、約６７０人（オンライン受講生含む）いた１期生に比べ、２０日に締め切る２期生の応募者は約２００人（同）にとどまっている。

ソース：http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130218/stt13021808270001-n1.htm

[4回]

日本にはレッキとした「政治家養成組織」が少なかったのですが、昨年からの政治塾ブームによって少しずつ脚光を浴びてきているようにも思います。
私も未来政治塾、東海大志塾の２つに通塾しましたが、「若者に政治の世界に興味を持ってもらう」ことには一定の認知を持てたのではないかと思います。


しかし政治の世界に興味を持つのと、その世界に飛び込んで選挙に立候補することは明確に違うということだけは言えると思います。
日本の場合は、政策選挙よりは組織型選挙がまだまだ主流です。
投票率が低下の一途を辿っている以上、どんなに塾で政策や最先端の取組を学んだとしても、それらを伝えきる能力、理解して戴く努力、地道にコツコツと積み上げる努力が無ければ、「知り合いに頼まれたから」を乗り越えることは不可能だと思います。未来政治塾塾生の選挙応援に入ってつくづく思いました。


では、立候補志望者にとって政治塾は無駄なのか？と問われればそうではないと思います。
政治塾で仲良しごっこをやっているのであれば、それは無駄ではありますが、学びを実地に活かしていこうとする意思を持てる場として見ればそれは有益であると感じます。
意思持ってるだけだと何ら意味を成さないので、どうやって学びを現場で活かしていくか？を試行錯誤することは塾では教えてくれません。飛び込んで行くしか無いと思います。


その上でどう動いていくのかがキモになってくると思います。
地盤の後継指名を受けることができたり、看板を一定のレベルで持っていたり、カバンにたっぷり実弾があったりすれば別ですが、それらのうちどれか一つでも不足していると実戦では勝てないことは私も自身の落選で身にしみています。


なので、それら反省点を活かしていくことこそ、私の卒塾後の動きだと思ってます。


1年間通塾して思ったことは、卒塾後に述べるとしまして、2期生の集まりが鈍いは「政治に興味を持つきっかけのためだけに数万円を払って、時間を割くことができるか？」と考えた若者が多くなったのでしょう。