❏ とある年金記事にびっくり
年金:2037年に積立金は枯渇、40代で1000万円の払い損に
社会保障論が専門の学習院大学・鈴木亘教授が「現実的な条件」で試算したところ、厚生年金の積立金が33年、国民年金の積立金が37年に枯渇するという結果に。
それなのに厚生労働省は04年の年金改革で「100年安心プラン」をぶち上げた。
年金保険料を支払う現役世代が減少する少子高齢化を考慮しても100年間は年金制度が維持できる根拠は「運用利回りを4.1%という高利率に設定しているからです。
それが100年近い期間、複利で回るという試算には無理がある」と鈴木教授。
確かに超低金利が続く今現在、4.1%という運用利回りは机上の空論になっている。
来年も再来年も無理だろう。
対して、鈴木教授が前提とした「現実的な条件」とは、運用利回り(名目利子率)を市場が予測している40年もの国債の利回りにあわせて2.1%とし、賃金上昇率(名目賃金上昇率)を1.5%(日銀「展望リポート」による潜在成長率+物価上昇率)、物価上昇率1.0%(04年改正時の想定値)、人口推計は06年版の新人口推計を使い、物価変動に合わせて年金額を改定する「マクロ経済スライド」を12年から48年まで適用するというものだ。
ソース
どこまでが本当なんでしょうか。
+ + + + + + + + + +
❏ そんなことはないだろう
この記事の骨子は、厚生省は運用利回りを4.1%で計算しているから100年安心と言ってるが、現実的に計算したら30年くらいで破綻するんじゃないんですか?ということ。
いたずらに不安を煽るのもどうかと思いますから、ここからはあくまでのこの記事を読んだ感想ということでお願いします。
納付率が過去最低を毎回更新して、59.3%(免除者も含めて計算する実質納付率は42.1%)とかは残念ですね。私も国民年金保険料を前納で177,280円納めました。
前納だと3200円の割引があるのでオトクです(参考)
これも給料天引きの場合は前納割引が無いのかして結構不公平な気がしますが。
話がそれました。
なんだか受給開始年齢が引き上げられていくとか、毎年年金保険料は上がっていくとか、なんか上がったり下がったりしているとか。
イマイチ国がやっていることなのに、ピリッとしないかんじで、なんとなくぼんやりとした不安みたいなものを感じるところです。
年金は貰えるかもらえないかとかで言えば、貰えると思ってます。
得するか損するかは判断によると思います。
納付しないのはイカンと思います。国民年金保険料、強制徴収を強化へ 納付率の低迷でもあります。
あんまり楽天的に考えても怖いですが(後から現実に直面した時に爆発する)、今からビクビクしてても何もならんと思います。
年金の仕組みや構造、あり方をもう一度一人ひとりが見なおして、ここはおかしいんじゃないか?と議論することは自由だと思います。この議論したりすること自体がイカン!というわけではありません。
いつまでも議論ばかりでもイカン!ということも逆に言えます。
今日たまたま年金の話をする機会があって、「統計」や「推移」の話になったとたんお叱りを受けました。
データや統計や推移を述べると、正論に聞こえてしまって嫌われるから、気をつけなさい!ということでした。
確かに・・と思いながら反省。
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