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 □ こないだの未来政治塾で     

尼崎市長から、低価格よりも価値重視で行こう!的な話題がありまして、その時にふとSonyのQUALIAのことを思い出していました。


QUALIA(クオリア)は、かつてソニーが展開していたAV機器の高級ブランドである。「感覚の質感」という意味の学術用語「クオリア」に由来する。

当時のソニーは2003年4月の株価暴落[1](いわゆる「ソニーショック」)の後遺症に喘いでおり、薄型テレビへの取り組みの遅れ[2]などで「技術力の低下」「商品開発力の低下」を指摘されていた。その最中である2003年6月10日、「モノづくり」復活を掲げてQUALIAプロジェクトが発表され[3]、6月24日に第一号の製品が発売された。プロジェクトは2000年頃に出井伸之会長(当時)が発案し、約2年の開発期間をかけたという[4]。発表会で出井は、同社コンピュータサイエンス研究所上級研究員である茂木健一郎が日本に広めた「クオリア」の概念に触発されてプロジェクト開始を思い立ったことを明らかにしている[3]。なお、出井伸之は2004年1月12日発売の米ビジネスウィーク誌で「世界最悪の経営者」に選定されている[5]。



ウィキペディアより


元々は盛田昭夫氏の「多少価格は高くても、いい製品を世に送り出せば必ず売れる」という思想があったのではありますが、QUALIAは見事なまでの大撃沈でした。
失敗に終わったソニーの「QUALIA」プロジェクト,どうすれば成功したのか---高級家電に挑むための貴重な糧にもありますが、トヨタのレクサスは売れてます。どうして失敗したのかの分析をすることで、価格よりも価値を!政策の成否にかかってくると考えました。


(1)「顧客の使い勝手を考えていなかった」にもあるように、日本の製品というのはどうにも無駄な機能や余計なモノがゴテゴテついています。
ユーザーが使いやすい製品というよりは、開発陣はこれだけ頑張りました!的な自己満足が多いです。


こないだ、富士通のF-12CというスマートフォンをROOT化した時も感じましたが、初期段階でごみアプリが山のように動作しており、全く使い物にならない。
バッテリーも容量が少なく、半日で電池が切れる。
言うまでもなくスマートフォンのユーザーの悩みは「バッテリーが保たない」ことです。
それが反映されていない。使いもしない機能は山のようにあっても、根本的な部分がすっぽり抜け落ちているワケです。


政策も同様で、納税している市民が必要としているニーズを拾い上げ、反映しなければ、ただの政治家の自己満足に終わってしまうということですね。




(2)「技術の進化に対する視点が欠落していた」も同様で、最新のLED防犯灯があるのに蛍光灯の防犯灯を設置するのはどうかというところですかね。
交換の手間と人件費を考慮すれば、大量に設置する場合はLEDの方がよろしい。LEDは一点照射で暗いので、考慮は必要ですが。


スマートフォンでは、日本の製品の場合、韓国のサムスンが1年前に出して来たのが1年遅れて製品化されてます。
技術的な部分では決して劣ってないはずなのに、サムスンより1年遅れて製品化される。致命的です。
兄の嫁さんの最新スマートフォン(MEDIAS ES N-05D)を触りましたが、恐ろしく遅い。
使いものにならない状態でしたが、これで売れるのかー。と考えるとスペックとかよりも商品そのもののイメージで売り込んでいくスタイルが今の特徴ですかね。


最新の技術を投入して、効率的な政策を立案・実現することも大事ですね。





(3)「高級品に求められる品質管理に製造現場が対応できなかった」は、オープンソース導入したけど職員が対応出来なかったパターンですかね。
どれだけ価値の高いとされる政策でも、実行していくのは現場の職員でありまして、職員がしっかりと実行できる環境づくりまで配慮しておかないと、何がやりたかったのかワカラン状態で失敗します。


価値重視型=21世紀型ですが、今まで右肩上がりで生きてきた世代の思考回路と、右肩下がりで育ってきた世代の思考回路の違いを認識しておかないと、おもわぬ失政につながると思います。
因みに、私の掲げている「温故更新」はそこら辺もフォローしています(*^^)v





 □ 好例     

赤札天国でTeclast P76e双核 Android4.0が7280円で販売してましてオッと思いました。


今流行のタブレット端末でして、MEDIAS TAB N-06Dみたいなもんですかね。
オッと思ったポイントは価格ではなくて(今や10000円を切ってくるデュアルコアCPU・1GBRAMのタブレットは山ほどある)※当店からの発送時の仕様
日本語フォント導入、日本語化設定、マーケット拡張、GoogleIME導入、ルート化(superuser導入)、その他主要アプリ導入(youtubeアプリ等)
という部分。


最初からSuperUserが導入されている=恐ろしくカスタマイズが容易という「価値」を創出しています。
もちろんながら、日本語化や日本語フォント導入なんてのは一瞬で出来ることではありますが邪魔臭いと言えば邪魔臭い。
それをやってくれてからの出荷というところ。
ユーザーのかゆいところに手が届くってヤツですね。


タブレット初心者には敷居が高いかもしれませんが、こういう男らしい(?)タブレットを日本で出してくれれば、新しい価値につながるのでは?とか思ったりしてます。
でもなぜか日本で出てくると30000円からスタートってな感じになるのですが(^_^;)


NEXUS7に全部持ってかれる気がしてならんですね。余談でした。

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