□ 図書館は知の財産
ビブリオバトルなるものをご存知でしょうか?
ビブリオバトル(Bibliobattle)は、京都大学から広まった輪読会・読書会、または勉強会の形式で「知的書評合戦」とも呼ばれている。2007年に京都大学情報学研究科共生システム論研究室の谷口忠大によって考案され、2008年に谷口が立命館大学助教となると、研究室の有志によって運営が続けられた。その後、京都大学の総合人間学部や大阪大学[1]など各地に広がっていった[2]。共生システム論研究室では開始当初よりyoutubeを用いた各発表の公開が行われている。
公式サイト
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参加者が読んで面白いと思った本を、順番に一人五分間で本を紹介する。
その後、参加者全員でその紹介に関するディスカッションを行う。
全ての紹介が終了した後、「どの本が一番読みたくなったか?」を基準に投票を行う。
とありますように、読書後にその本の内容を簡潔にまとめ、しかもそれを人に勧めるという新しい書評の在り方です。
ブックスタート→本に自然と触れることのできる子ども→積極的に本に触れることのできる子ども→ビブリオバトル的な流れで行けば、小学校高学年でやってみてもいいと思います。
読書感想文とか、朝の読書時間10分とか、個人完結タイプの読書じゃなくて、全体的読書みたいな。
東大阪市でも今年から4ヶ月検診の際にブックスタートとして本を贈呈し、親御さんには読み聞かせの簡単な講習を受けていただくという取組が始まります。
ブックスタートの次はビブリオバトルだ!と思います。
具体的には、小学校内対抗戦を行い、その後はリージョン内小学校対抗戦、東大阪市対抗戦とステージを大きくしていく構想です。
東大阪市版、ビブリオバトルですと、規模を考慮して4段階くらい必要だと思いますが、市内公立中学校でもやってみるべき取組だと思います。
本についても指定するのではなくて、自由選書してもらって、朝の読書時間10分の延長線を考えて取り組めればと思います。読んだだけで完結してしまうには、もったいなさ過ぎますので。
同時に、知的書評バトルですのでそれなりの図書室整備も必要です。
各学校に司書が居ない状態を何とかしたいところ。
また、市内図書館の整備も急務であると感じています。せっかく日本有数の図書館を市内に保有しているのですから、この知的財産を活かさない手はありません。
場所的な問題については、佐賀県武雄市の取組などが参考になるかと。
佐賀県武雄市では、図書館が遠くて行けない方や、子育てのため行けない方、障がいのある方など、全ての市民に等しく図書館の図書に親しむ機会を提供するため、iPadを活用した電子図書館サービス「武雄市MY図書館」を、平成23年4月13日(水)に開始します。
「武雄市MY図書館」は、iPad用図書館アプリを用いて、図書館に行かなくても自分のiPadで図書を借りることができる全国初のサービスであり、実証実験として行うものです。
こういった先進的取組を東大阪市でも導入すべく、先ずは遅ればせながらのブックスタート、そして一気にビブリオバトルを小学校で開催!となれば、読書先進市となること間違いなし!という夢がありますね。
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