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 □ 現場対応について      

役所の中の人のパソコンできない率は異常。
現場聞き取りにて、この現実を把握したことで、Linux等のダイレクトインストール運用の難しさを実感しました。結果、シンクライアントシステムの方がアシが早いとの結論です。

拍手[3回]


+ + + + + + + + + +
交野市の取り組みでも、LinuxUbuntu系列のオープンソースOSを導入しておられましたが、最大の難所は職員の熟練度だと。半年どころか丸一年掛かってもまだまだだと。
その理由は、ユーザーインターフェースの違いだそうでして、WindowsとLinuxは根本が違う為、一から十説明しても理解できない職員が大量に出てしまい、しかもなかなか理解を得られない(費用対効果が薄いとの見識が職員中に蔓延していた)ので情報課の方もかなり苦戦しておられました。


この教訓からは、

① コストダウンで給料カットされるか、システムのコストダウンをして給料カットを回避するかの議論が無かったこと。

② ユーザーインターフェースの改善をしなかった

の2点に絞って考察してみますと、①が重要だと考えました。
今や公務員の皆さんは税金泥棒だのムダ遣い天国だのと叩きに叩かれて、給料カットの嵐に見舞われています。
給料カット回避の為のコストダウンは手間と時間がかかるので、どこの自治体もてっとり早くコストダウンするために職員給料カットという短絡的思考に至りがちです。


無論、民間並への引き下げは必要ですが、社内努力によってある程度回避している民間との取り組みの差を感じます。つまり、給料カット以外のコストダウンをなかなか分かっていても実行しようとしないという点です。


給料カットされる?それとも別の所でコストダウンする?というわかりやすい図式を描ききれなかったのは政治家サイドの失点だと考えます。


②のユーザーインターフェースについて。
パソコンを使う際に、Windowsライクに使えるかどうかがシンクライアントシステムにしろ、オープンソース化にしろ重要な点です。
内部処理の方法やら小難しいIT専門性の知識が必要な部分を除けば、DOSからWindows95に変わったくらいの便利さの恩恵をオープンソースで実現しなければなりません。コンソールを使わないということに至ります。


私はこの問題をスキンで解決すべきだと主張しております。
Seven Remix XPのように、外面だけをスキンによって変えるのです。
今回のWindows8のように、インストールしただけでタッチパネル化できる!と盛大に勘違いできてしまうリテラシーの低いユーザーが多いのは仕方ないとしても、ユーザーインターフェース部をWindows2000ライクに仕上げてスキンを噛ませる、OpenOfficeやLibreOfficeなどにOffice2000ライクのスキンを噛ませる。
こういったユーザーインターフェースを今まで使ってたのと同じような感じに変えるだけでかなり行けると考えております。


要は、大きく変わったと言えば人は何処が変わったの?とか興味を持つのではありますが、保守的な人間が多い場合は便利に成ったはずなのに不便に成ったという逆転的なことを述べ出しますので。
発想の逆転で、今までと変わりませんよ。外面だけは。的な対応で行くしか無いだろうと。



セキュリティ面に関して。
こればかりはシンクライアントシステム移行にあたって軽視できません。少なくともPreboot eXecution Environmentのセキュリティ。ASUSがやってたBIOSレベルでのブートも視野にいれねばならんと思います。
一番手っ取り早いのは、マザーボードに高速フラッシュメモリ2GB程度を積んでおいて、BIOSからダイレクトブートしてネットワーク認証する手法だと考えてます。
スマホみたいなブートシステムに近いですね。こうすればネットワーク認証時の暗号化に注力できますから。


完全なネットワークブートを実現するには、回線負担がデカイのでASUSの技術を転用できないか?とかもあげてます。


クラッカー対策ですが、最近のクラックシーンではクラッキングツール対策で回避しつつ、Exploitコード排除ですかね。DoS攻撃的なものから、バックドア作成的なものまで手法毎に対応していくしかないと思います。なによりもそんな技術的なことではなく、もっと単純な、使う人間によって漏れる場合が怖いです。
IDとパスワード書いた紙をなくしたとかね。


サーバー落としとしてのメモリバッファオーバーフローとかの手口については本部サーバー対応とか、ログ取得の場合については自動変換とか。まぁ昔ながらのセキュリティ+最新のセキュリティ対策で凌ぐしか無いと思います。
こないだも裁判所のHPが尖閣諸島に変わってたりしましたので、根本のgo.jpのサーバーそのものの大規模なセキュリティアップデートは必須だと思いますが。


問題点や難儀な点の一つ一つを分析して前向きな討議を進めていけば必ず導入への道は拓ける。私はそう信じてやっていっております。
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