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❏ 情報漏洩防止と業務管理に新システム 大阪府教委が専用サーバー     
 大阪府教育委員会は、教育現場で扱うデータを、教職員約1万5千人が使っているパソコンではなく専用の新システムで一括管理することを決めた。教員がパソコンからネットを通じて生徒の成績などを閲覧したり手を加えたりできる一方、パソコンではデータを持ち出せないようにする。情報漏れの防止と業務の効率化が狙い。

 「シンクライアント」と呼ばれるシステムで、民間企業では利用が広がっているが、公的機関がこれほどの規模で導入するのは珍しいという。

 府教委では、シンクライアントならパソコンを買い替えなくてもセキュリティー能力を高められるため、コストも抑えられると判断した。10月下旬から府立の高校、特別支援学校全169校で作業を開始。来年4月の完全導入を目指す。

 導入後は専用サーバーにソフトやデータを集約し、教員はネット経由で作業する。実際のデータ処理はパソコンの内部ではなく、システムの核であるサーバー内で行われる。パソコン画面に表示されるのは、サーバーから転送された内容となる。

 サーバー内のデータは、パソコン本体やUSBメモリーなどには保存できない仕組みで、ウイルス感染や情報流出を防げる。また、どのパソコンでも使用するソフトが統一されるため、作業効率を高められる。

 シンクライアント導入に合わせ、従来別々に運用していた出張伺提出などの「総務系」と生徒の成績管理などの「教員系」のネットワークを統合する。教職員は業務ごとに別々のパソコンで作業する必要があったが、統合後は1台のパソコンで可能になる。

 シンクライアントは民間企業で導入が多い。例えばNTT西日本は、今年度末までにグループ全体で保有する8万台のパソコンのうち、3万台をシンクライアントに切り替える予定だ。
ソース




拍手[2回]


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 ❏ シンクライアントシステムとは?     

シンクライアントシステムとは?という質問がありましたので、簡単に解説できたらなぁと思います(^_^;)


❏参考:[主張] シンクライアントシステムについて(コメント返信)2012/10/27 (Sat)
❏参考:[主張] シンクライアントシステムについての考察2012/10/26 (Fri)


と、当ブログでも去年の同じような時期に行政のICT化政策・シンクライアントシステム導入について述べていますので、まずはそちらをご一読いただければ幸甚です。


実現化するということで、とても嬉しいです。
大阪府のICT化が進んでいる手応えを感じますね。


シンクライアントシステムとは、
シンクライアント (Thin client) とは、ユーザーが使うクライアント端末に必要最小限の処理をさせ、ほとんどの処理をサーバ側に集中させたシステムアーキテクチャ全般のことを言う(広義のシンクライアント)。
参考図とかはGoogle画像検索[シンクライアントシステム]をご参照ください。


わかりにくいですが、それぞれが単独で作業するよりも、インターネット経由で本部のところから一元管理してしまおうという仕組みですかね。


さて、実際の導入についてクリアすべきポイントは、高速回線と回線安定化です。


シンクライアントシステムはパソコンを買い替えなくても導入できることから、コストがかからないとありますが、高速回線でしかも何十台・何百台が一気に接続しても耐えることができる太い回線が必要になってきます。


レイテンシー(遅延時間)が伸びると、作業にもストレスになります。


また、回線安定化も大事で、安定した回線環境じゃないと使い物にならないというところがあります。


パソコン買い替えは必要なくなりますが、できればメモリ増設があればいいなぁとかあります。


逆にシンクライアントシステムのメリットは記事の通りですし、過去の当ブログ記事をご参照ください。





 ❏ シンクライアントシステムにおけるクライアントOSは何になるのだろう?     


LinuxUNIXで行く(OSサイズ自体が数十MBで軽く、回線負担を軽減できる)のがベターだと思いますが、Windowsで行くのでしょうね。
Windows Thin PCあたりか、それともそのままのOSで行くのか。


基幹コード(kernel)のみをダウンロードしてX Windowシステムによるユーザーインターフェース(特にGUI:グラフィカルユーザーインターフェース)のWindowsみたいに使える化を進めれば、LinuxかUNIXベースの見た目Windowsライクな使い勝手のクライアントPCに仕立て上げることができると思いますが・・・


問題は、オープンソース政策の失敗などによる、行政パソコンにはウン億円かけるべき!という論調でしょうか。
ウン億円かけて行政パソコンを整備するんだったら、ウン千万円くらいでオープンソース化して、残りのウン億円をまちづくりや有償ボランティアに回すほうがよほど有益じゃないかと主張しておきます。


最大の難関は、オープンソース政策失敗の理由でもある、行政職員が使いこなせなかったという部分でしょうか。
1年前のブログ記事のコメントにもあります通り。


見た目と使い勝手さえ、Windowsみたいな感じに仕上げれば、kernelがUNIXだろうがLinuxだろうがそんなこと意識しないと思うんです。
要は、skinをかけて、見た目をWindowsにしちゃおうという簡単なお話。


互換性問題だけがネックになってきますが。


とまぁつらつらと書きましたが、シンクライアントシステムの導入は拍手で迎えるべきことだと思います。


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